第89話 経験と体験から生まれること!

  • 学生サービス課
  • at 2009/10/23 11:13:12

 
藺牟田池

 べっこうとんぼ       

 18日(日)、この夏の水不足で干上がり、貴重な国内希少野生動植物種である「ベッコウトンボ」の生息が危ぶまれていた薩摩川内市の藺牟田池に行ってきました。

 藺牟田池は,薩摩川内市を流れる川内川の上流部の山中にある面積60ヘクタールの火口湖。周囲約4kmのほぼ丸い形をしており,最大水深2.7m,平均水深0.8mの浅い湖です。西側の3分の1は泥炭層が堆積し,湿原化しています。南方地方には珍しいことから「泥炭形成植物群落」として,国の天然記念物に指定されています。 

 池畔にはヨシマコモが茂り、水中にはジュンサイ(蓴菜)、ヒツジグサヒシなどの水草が多くみられる。魚類としてオイカワキンブナメダカなどに加えてブラックバスも生息し、水草に加えて水鳥やベッコウトンボの生息地としても貴重であることから2005年(平成17年)、ラムサール条約湿地に登録されています。

 
 その藺牟田池もこの夏の干ばつにより、すっかり干上がってしまい、
放水により僅かな水溜まりが残る状態で、とても残念な姿でした。

                

 白鳥や子雁、鴨などが日向ぼっこをしていましたが、干上がった池の魚たちはどうなっているのでしょうか?
 湿地の動植物、ベッコウトンボは大丈夫なのでしょうか?
 夏はキャンプやつり客で賑わっていた湖畔が、とても寂しく思えました。

 さて、人間は様々な自然体験の中で、智恵をこらし、生きる力を身につけてきました。

 今日は、経験と体験について、考えてみたいと思います。

 

人間が賢くなるのは経験によるのではない
  経験に対処する能力に応じてである

  経験や体験で重要なことに二つの要素があります。

   第一は、どのような種類、性質の経験、体験をしたかではなく、自分に起きたことに対して、 どのように感じ、何を学び取ることができたか、ということです。

 第二は、その生かし方です。貴重な経験・体験をどこかで生かし、役立てていくことです。

 この二つを心がけることが、何事においても向上・発展を期待できるようになるでしょう。

 つまりは、昨日の経験を今日、今日の経験を、明日に用いない者に、大成功は望まれないということであす。経験は、過ちという犠牲を払いつつ、いろいろなことをゆっくりと教えてくれます。

    「経験は知恵の父、記憶は知恵の母」とも言われています。

  経験から学び取り、発展させ、革新的なことを為し遂げられるような人間になりたいものですね。


 学生の皆さんは、どう思いますか?
 せっかく貴重な体験をしても、その捉え方ひとつで、人生を大きく左右することもあれば、ただの経験で終わってしまうこともあるのです。

 与えられた課題を無難にまとめたり、プログラムに参加するだけでは、熟(こな)すことにはならないのです。

 自ら考え、身につけた技術・知識によって、困難で手間のかかる問題事項をより上手く処理する(熟す)ことが必要なのです。

 そのために、わずか4年の大学生活、さらに卒業までの残された期間をどのように過ごすのか、よ~く考え、励んでもらいたいものです。


                          学生サービス課 すわはら

 

(参考)
藺牟田池 http://www.ramsarsite.jp/jp_05.html

ラムサール条約
(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約:Convention on Wetlands of International Importance especially as Waterfowl Habitat)は、1971年に開かれた水鳥と湿地に関する国際会議で採択された条約です。会議の開かれた町の名前にちなみ「ラムサール条約」と一般に呼ばれているこの条約は、正式名称「特に水鳥の生息地として重要な湿地に関する条約」といい、重要な湿地を世界各国が保全することを目的とした条約です。日本は1980年に加盟し、2008年11月現在、37ヶ所が登録湿地に指定されています。


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